会員の皆さんからの情報や出版社の情報などを参考にした、出版物の案内です。
二冊目以降は新刊ではないけれどお勧めの本(推薦高木久志)です。
『次世代へつなぐ地域の鉄道 —国交省検討会 提言を批判する—』
『次世代へつなぐ地域の鉄道 —国交省検討会 提言を批判する—』
¥2,500(税別)
安藤陽・桜井徹・宮田和保
[編著]
A5判上製/192頁
ISBN 978-4-8461-2310-9
C0065
鉄道開業から150年目を迎えた2022年に、国土交通省の有識者検討会が『地域の将来と利用者の視点に立ったローカル鉄道の在り方に関する提言~地域戦略の中でどう活かし、どう刷新するか~』という提言を公表しました。
この提言は、第三セクター鉄道や地方私鉄だけではなく、JRローカル線を含む地方の中核的な都市の周辺、それらの都市を連絡する路線も含めた在来線の見直しを提起するものです。
ローカル鉄道の見直しを提起する提言の理由は是認できるものなのでしょうか。私たちは提言の内容について批判的な視点からまとめました。(2023.10) (出版社の紹介文より)
【目次より】
まえがき
第1部 ローカル鉄道問題はローカルだけの問
題ではない13
第2部 提言に対するQ&A
第3部 地域のための鉄道を求めて
『うちの父が運転をやめません』
著者:垣谷美雨
出版社:KADOKAWA
発売日:2020/2/21
言語:日本語
単行本:312ページ
価格:文庫792円
ISBN-10:4041079705
ISBN-13:978-4041079706
寸 法:13×2×18.9cm
「また高齢ドライバーの事故かよ」。猪狩雅志はテレビニュースに目を向けた。そして気づく。
「78歳っていえば…」。雅志の父親も同じ歳になるのだ。
「うちの親父に限って」とは思うものの、妻の歩美と話しているうちに不安になってきた。
それもあって夏に息子の息吹と帰省したとき、父親に運転をやめるよう説得を試みるが、あえなく不首尾に。
通販の利用や都会暮らしのトライアル、様々な提案をするがいずれも失敗。
そのうち、雅志自身も自分の将来が気になり出して…。
果たして父は運転をやめるのか、雅志の出した答えとは? 心温まる家族小説!
(出版社の紹介文より)
『クルマを捨てて歩く!』
著者:杉田 聡
発売日:2001年8月20日
価格:858円(本体780円)
ISBN:978-4-06-272085-4
判型:新書
ページ数:224ページ
シリーズ:講談社+α新書
歩くと人間が変わる!! クルマのない生活は可能、人間らしい生き方が始まる。
クルマを捨てると、時間がふえる!お金がふえる!体力がついて健康になる!歩く楽しさと、心身ともにリラックスする快適さを味わえるシンプルライフの提案。
「クルマを捨てる」とは、本当に気持ちのよいことです。私がクルマに乗らないのは、やせがまんからではありません。
なによりそうすることが楽しいから、クルマなしの生活がとても快適だから、そうしているのです。
クルマを捨てる気持ちよさは山ほどあって、一言でいうのは難しいですが、あえて一番は何かと聞かれたら、「精神的にリラックスすること」かもしれません。
クルマに乗らなければ、渋滞でイライライすることもなく、駐車場探しの心配もなし。
もちろん、交通事故の加害者になる恐れもなく、神経をする減らす運転のストレスなどとも無縁です。
「クルマに乗らないと、毎日がなんと気持ちよく過ぎていくことか!」(出版社の紹介文より)
【目次より】
序 章 クルマを捨てると気持ちがよくなる理由
第1章 クルマを捨てると時間が増える
第2章 クルマを捨てるとお金が増える
第3章 クルマを捨てて歩くと体力がつく
第4章 クルマを捨てると人間関係がよくなる
第5章 歩く楽しさを実感する方法
第6章 子どもはクルマなしで育てたい
第7章 クルマを捨てると環境がよくなる
第8章 今すぐできるクルマ追放作戦
第9章 クルマを捨てる決心の固め方
『クルマを捨ててこそ地方は甦る』
著者:藤井 聡
出版社:PHP研究所
発売日:2017/10/13
言語:日本語
新書:216ページ
価格:新書946円
ISBN-10:456983695X
ISBN-13:978-4569836959
寸 法:10.6×1.2×17.2cm
「私の町ではクルマが必需品」は勘違い!
気がついた都市は、もう変わり始めている。
日本人のほとんどが、田舎ではクルマなしには生きていけないと考えている。ゆえに、日本の地方都市は「クルマ」が前提になってできあがっている。
しかし、今、地方が「疲弊」している最大の原因は、まさにこの、地方社会が「クルマに依存しきっている」という点にある、という「真実」は、ほとんど知られていない。
本書では、そうした「クルマ依存」がもたらす弊害を理論的に明らかにした上で、富山市のLRT(ライト・レイル・トランジット)導入を中心とした「交通まちづくり」の例や、川越の歩行者天国、京都市の「歩くまち京都」の取り組み事例など多数の事例を参考に、「脱クルマ」を通して地方を活性化していく驚くべき手法を紹介する。 (出版社の紹介文より)
【目次より】
第1章 道からクルマを追い出せば、人が溢れる
第2章 クルマが地方を衰退させた
第3章 クルマを締め出しても、混乱しない
第4章 「道」にLRTをつくって、地方を活性化する
第5章 「クルマ利用は、ほどほどに。」 ── マーケティングの巨大な力
終 章 クルマと「賢く」つきあうために