会員の皆さんからの情報や出版社の情報などを参考にした、出版物の案内です。
『交通崩壊』
市川嘉一/著
新潮社
2023年5月刊
新書239ページ
902円(税込)
ISBN 978-4-10-610997-3
日本の交通行政は「部分最適」の集合体である。
新幹線の延伸によって寸断される在来線のネットワーク。
欧州で復活続くも日本では広まらない路面電車。
自転車に加え電動キックボードも乗り上げカオス化が進む歩道。
権限を警察が握り、「まちづくり」の観点での施策が進まない道路行政……。
そろそろ全体最適を意識した総合的な交通政策を構想すべきではないか。
都市・交通問題に精通したジャーナリストによる提言。(出版社の紹介文より)
【目次より】
第1章 統合的な交通政策の不在
第2章 鉄道の役割を再定義する
第3章 遠ざかる路面電車ルネサンス
第4章 CASE革命時代のクルマの役割
第5章 歩行者に安全な歩道を取り戻せ