川柳 会報119号から

会報119号に掲載されたものです。


 

嘗ての道
いつしか消えた
子らの声

クルマ来て
道の端に
身を寄せる

登校列
クラクションで
蹴散らされ

 

幼子の
身体を覆う
排気ガス

暗がりで
ヘッドライトが
目をつぶす

日々起きる
絶えることない
事故ニュース

(直)