クルマ社会を問い直す会では
「クルマのいらない町づくり」
と題した講演会を企画しています。
人々に、行ってみたい街、住んでみたい町を聞けば、下北沢など、クルマが入りにくく、人が回遊しやすい町が人気の上位に並びます。
ところが都市の再開発となると、拡張された道路に面して巨大ビルが建てられ、夜には人気のなくなる公開空地が設けられるという、画一化した街が決まって作られます。
都市生活者の嗜好に合わない街をつくってしまう都市計画の論理のどこに問題があるのか、講師の青木仁さんが解説し、大規模開発ではなく小区画の建て直し、大通りではなく小さな路地、大資本ディベロッパーではなく小事業者、クルマ優先ではなく歩行者主体、行政主導ではなく住民の目線と、街づくりの価値転換を惹き起こしてくれます。
クルマ社会、まちづくりに関心をお持ちの多くの方のご参加をお待ち致します。
青木仁さん講演会「クルマのいらない町づくり」
日時:2005年11月13日(日)午後
開場 13:30
開演 14:00
終了 16:30
場所:東京都江東区亀戸文化センターカメリア六階第三研修室
JR総武線亀戸駅北口下車 明治通りを渡り徒歩一分 (地図)
資料代 500円
青木 仁(あおき・ひとし)さん略歴
1952年東京・墨田区生まれ。
東京大学大学院修士課程修了(中世ロマネスク建築史専攻)。
建設省を経て、現在、東京電力(株)技術開発研究所主席研究員
<著書>
『快適都市空間をつくる』(中公新書)
『なぜ日本の街はちぐはぐなのか』(日本経済新聞社・品切れ)
『日本型魅惑都市をつくる』(日本経済新聞社)