川柳 会報121号から

会報121号に掲載されたものです。


 

道なかを
歩けば警笛
鳴らせられ

走り去る
鉄の器に
ただ一人

アイドリング
駐車場に
靄かかり

立ち話
走るクルマが
邪魔をして

どしゃ降りに
クルマが跳ねる
水を浴び

あちこちの
道には花が
たむけられ

(直)