「北海道交通事故被害者の会」サイトの特集を紹介します 会員の執筆記事(他紙掲載) 2022.03.04 「北海道交通事故被害者の会」が会報誌上フォーラム「交通犯罪の刑罰の軽さを問う」として特集したものを、そのサイトで公開していますので、ご紹介します。 交通犯罪にかかる刑罰の軽さ、警察・司法当局の意図的な消極性などについて、問題提起しています。 【提言1】「声なき声」の叫び「命の重みと被害ゼロへの刑罰を」交通死傷被害ゼロの当たり前の社会を実現するために、「クルマは便利で役立っているから、ある程度の犠牲は仕方ない」「故意では無いから罪は軽く」などという人命軽視の麻痺した「クルマ優先社会」は一刻も早く改めなくてはなりません。 【提言2】交通事故の「非犯罪化」の傾向について刑事事件は、警察、検察、裁判所という公的機関が順次関与して進められます。近時、交通犯罪については、そのすべての段階で、原則として「犯罪として処罰しない。」傾向が強くなっています。 【提言3】危険運転致死傷罪と過失運転致死傷罪の隙間危険運転致死傷罪のハードルが高いため、より軽い過失運転致死傷罪で裁かれざるをえない事案があるが、過失運転致死傷罪の刑罰の上限が7年であるため、一般国民の感覚からみて軽い量刑になってしまう。そこで、この量刑の隙間を埋めることができないか。