クルマ社会を問い直す会 2024年度活動報告

2025年4月19日に開催された クルマ社会を問い直す会 総会で決議された2025年度の活動報告です。


2024年2月4日 Facebookグループ「会員交流ひろば」設置。2024年3月21日に会員MLにて告知。

2024年4月20日 第30回総会開催。(会場:東京都品川区「きゅりあん」、参加者:会場22名(昨年比+7)、オンライン13名(同±0))

2024年4月20日 講演・対談会「子どもが幸せに育つまち:サドルの上から見た交通」開催
(講師:宮田浩介さん/『世界に学ぶ自転車都市のつくりかた:人と暮らしが中心のまちと みちのデザイン』編著者、対談:岡田百合香さん/会員・世話人、医師)、質疑応答あり。

2024年4月21日 新世話人会開催。2024年度世話人12人の役割決定。
共同代表/青木 勝・足立礼子、事務局/小島 啓・里見岳男、会計・名簿管理/青木 勝、渉外/佐藤清志・岡田百合香、会報作成/林 裕之・足立礼子・高木久志・見尾有平、会報発送・冊子管理/青木 勝、ホームページ管理/岡野進一(地域活動連絡係)・冨田悦哉(地域活動連絡係)・里見岳男、メーリングリスト管理
/安彦守人、SNS管理/榊原茂典・安彦守人・岡田百合香、オンラインミーティング/青木 勝、写真・データ管理/安彦守人、「政産官学」の動向収集と把握/佐藤清志・榊原茂典・安彦守人
これ以降、世話人会を毎月1回オンライン開催。

2024年5月30日 渉外(議員、政党、省庁等へのコンタクト)についてのオンラインミーティングを開催(世話人有志)

2024年6月 ホームページへの会報記事の個別掲載を本格化。

2024年6月17日 「ガソリン補助金の打ち切りを提案する意見書」を内閣総理大臣宛に提出(会報117号に掲載)。

2024年6月29日 認定NPO法人サービスグラントの「スコーパソン」という企画に参加。専門家3名と会の現状について話し合いアドバイスをいただいた。(共同代表・事務局)

2024年7月22日 サービスグラントの提供する
「GRANT」というサービスを利用して、専門家1名の方に、ホームページおよびSNSについて相談。(共同代表・事務局)

2024年7月28日 「交通弱者の人命と移動の権利を最優先で守る道路交通対策を求める要望書」を警察庁、国家公安委員会、国土交通省宛に提出(会報117号に掲載)。警察庁と国家公安委員会からは返信があった。

2024年7月28日 「自動車車両の安全性能向上対策を求める要望書」を国土交通省宛に提出(会報117号に掲載)。

2024年8月2日 内閣府による、第12次交通安全基本計画に係る意見聴取に意見を送付(会報117号に掲載)。

2024年9月7日 地域活動連絡係による世話人会へのオブザーバー参加を開始。

2024年9月13日 第12次交通安全基本計画に係る意見聴取会に参加(共同代表、児玉千穂、会報118号に掲載)。なお他団体からの参加者にも当会会員複数名が含まれていた。

2024年10月3日 福井県敦賀・若狭地域で開催された第11回自転車利用環境向上会議のポスターセッションに参加。4月の講演・対談会の内容を抜粋したポスターを作成・展示。(岡田百合香/世話人、青木 勝/共同代表、里見岳男/世話人、会報118号に掲載)

2024年10月17日 ホームページについて考えるオンラインミーティングを開催

2024年10月19日 クルマ社会を考えるオンラインミーティングを開催。テーマ:「運転免許制度、これでいいの?」(一般参加可、会報118号に掲載)

2024年11月16日 「世界道路交通被害者の日・北海道フォーラム2024」(主催/北海道交通事故被害者の会)に協力。(会報119号に掲載)

2024年11月17日 「世界道路交通被害者の日」キャンペーン㏌大阪」を開催(主催/クルマ社会を問い直す会・大阪交通遺児を励ます会、会報119号に掲載)

2024年12月13日 クルマ社会を考える会員オンラインミーティングを開催。テーマ:「クルマ社会に言いたい!」(会員限定、会報119号に掲載)

2025年2月28日 クルマ社会を考える会員オンラインミーティングを開催。テーマ:「クルマ社会に言いたい! Part 2」(会員限定、会報 119号に掲載)

2025年3月4日 会の会計についての会員オンラインミーティングを開催。

● 会報発行

116~119号を発行

● 活動計画の具体的活動テーマの活動状況

1)自動車の安全走行、歩行者被害防止に関わる技術の開発と装備義務化を求める。(担当:佐藤清志) ⇒情報収集、対応を検討。

2)自動運転の法制化動向を注視し、必要に応じて適宜行動する。(担当:榊原茂典)
⇒入手情報を随時会員メーリングリストで共有した。

3)ペダルの踏み間違い問題対策として、事故防止装置の提案と普及に取り組む。
(担当:南 平次、小島 啓)⇒活動なし

4)運転免許制度を考える。(担当:見尾有平、足立礼子、安彦守人)⇒2024年9月27日に自動車の運転関連の仕事をされている会員3名と Zoomで意見交換を行い、さらに、10月19日に会員自由参加のZoomミーティングを行った。出された意見を元に、安全第一の運転免許制度を求める要望書案を検討中。

5)歩車分離信号の普及に取り組む。(担当:佐藤清志)⇒情報収集、対応を検討。

6)最適な交差点構造について検討する(担当:小島 啓)⇒活動なし

7)子どもにとって安全な道作りを考える。(担当:岡田百合香)⇒地域の子どもが頻繁に利用する交差点について、歩車分離式信号への変更を校区小学校長、自治会長、地元警察に要望。

8)自転車利用について考える。(担当:冨田悦哉、稲見正博、小路泰広)
⇒情報収集、対応を検討。

9)地方ローカル鉄道・バスの問題に取り組む。
(担当:林 裕之、安彦守人、小島 啓)
⇒(a)ローカル鉄道8線(吾妻線、久留里線、中央本線、秋田内陸縦貫鉄道、筑肥線、飯田線、宇都宮LRTライトライン、上田電鉄)の実地調 査(安彦)。
【8線の選定理由】
1.廃止議論の俎上に上がっている路線。存続が困難である理由を調査。
吾妻線長野原草津口以西、久留里線久留里~上総亀山間、中央本線辰野経由旧線(岡谷
~辰野~塩尻間)*いずれもJR東日本
2.まだ改善の余地がある路線。その課題を探求。
秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線、JR九州筑肥線筑前前原以西、JR東海 飯田線北部
3.成功例に含まれる路線を実際に見て、他に適用できる秘訣を調査。
宇都宮LRTライトライン、上田電鉄別所線
(b) BRTへの移行が検討された北陸鉄道石川線及び存廃問題が議論されている平成筑豊鉄道伊田線に実地乗車。両線の存続の可能性について考察。そこで得た知識や情報は今後の活動の素材にしたい(林)。
(c) 錦川鉄道に利用者を増加させるための意見書を送付(フォームへの書き込み)(2025年3月2日、林)

10)SDGs 持続可能な開発目標実現の上で重要な地球温暖化防止と自動車利用の関連を訴える。
(担当:林 裕之)
⇒(a)「ガソリン補助金の打ち切りを提案します」を内閣総理大臣に提出
(2024年6月17日、会報117号参照)
(b) 「ガソリン減税反対」の意見書を自由民主党に送付(林、2024年11月20日)。
(c) 首相官邸、立憲民主党、国民民主党に「ガソリン旧暫定税率廃止反対」の意見書を送付
(フォームへの書き込み)(林、2025年3月2日)

11)クルマの所有と利用を減らすために、自動車関連税などの強化について検討する。
(担当:小島 啓、安彦守人)
⇒情報収集、対応を検討。

12)交通犯罪の法解釈を考える。(担当:足立礼子)
⇒法務省で危険運転致死傷罪の適用要件の見直しの検討会が持たれており、2023年末に意見書を提出後は経緯を見ている。会員ミーティング、会員MLでは活発な意見交換がされている。

● ホームページ、ブログ、SNS

1)公式ホームページ 年度中に100本強のページを公開(イベント告知や活動報告、会報記事の転載など)
2)「クルマ社会を問い直すブログ」 2023年7月を最後に新規記事なし。
3)YouTubeチャンネル「人にやさしい道&交通」チャンネル登録者数18人(前年比+3)。 2021年8月を最後に新規動画なし。
4)X(@kuruma66311273)フォロワー数497人
(前年比+44)、2024年3月から2025年2月まででツイート数283件、総閲覧数119,576人
5)Facebook(@toinaosu) フォロワー数 317人(前年比+10)。
6)Instagram(@kuruma.toinaosu) フォロワー数82人(前年比+7)


● 会員の活動(会報に報告されたもの、本人から報告のあったもの)

・2024年5月 福岡市の歩車分離式信号群を視察、福岡県警本部との懇談会を開催し質疑応答・意見交換をおこなった(会報117号に報告)。
(長谷智喜(命と安全を守る歩車分離信号普及全国連絡会会長)/東京都八王子市)
・2024年6月 警察庁の「道路交通法施行令の一部を改正する政令案」等(生活道路の最高速度引き下げなど)に係るパブリックコメントに対して意見を提出(里見岳男/愛知県名古屋市、榊原茂典/東京都杉並区、足立礼子/東京都三鷹市、冨田悦哉/東京都世田谷区)
・2023年~2024年10月 名古屋市内の、附置義務駐輪場を設置した商業施設についての資料を市に依頼して送付してもらい、その運用状況を調査(会報118号に報告)。結果を名古屋市に伝え改善を依頼した。(里見岳男/愛知県名古屋市)

● 訃報

・ストップペダル開発に尽力されていたナンキ工業の南平次さん(会員)が2024年4月8日に急逝されました。謹んでお悔やみを申し上げます。
・地域活動連絡係として長年ご尽力いただいた岐阜市の安達博さんが、2025年3月にご逝去されました。謹んでお悔やみを申し上げます。

2025年度活動計画

2025年度(第31回)総会を開催しました