書籍の紹介-『美しき緑の星』

書籍『美しき緑の星』の表紙です。

『美しき緑の星』(映画シナリオ)
コリーヌ・セロー 著
ヒカルランド
2019年
264ページ  1815円+税

DVD『美しき緑の星』のジャケットです。

『美しき緑の星』(DVD)
発売・販売元 やつは株式会社
93分
3300円+税

会報93号拙稿の「車という武器」の中で紹介した『美しき緑の星』が、書籍とDVDになりました。著者、監督はフランスの映画監督、脚本家、俳優、作曲家、写真家など多彩な才能を持つコリーヌ・セローで 、「赤ちゃんに乾杯!」「女と男の危機」などの映画を手がけていくつかの賞を受けています。
内容は、争いのない平和な美しき緑の星から地球という野蛮な星に派遣されることになった女性が、地球の中で行われていることや考えや常識を見て戸惑い、その地球の常識を超能力を使って「接続解除(覚醒)」させていくというストーリーです。
緑の星ではかつて人間、動物、植物に有害な製品を生産した者が全員、大量殺戮と星に背く行為の罪で、有罪判決を受けたという。その人たちとは加工食品および合成化学添加物業界、武器、兵器、タバコ、アルコールの生産者、薬品業界、原子力業界、自動車製造、建築家たちで、それらの行為を放置してそこから富を築いた医師や政治家もです。中でもとくにクルマは、緑の星からすれば前時代的なとんでもない野蛮な乗り物のようです。
この映画はつくられた当初はあまり評判はよくなかったそうですが、現在新しい感覚を持った人たちによって世界に広められています。
(三田直水 鳥取県鳥取市在住)