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2012/5/1 4月に相継いだ重大交通犯罪に鑑み「緊急声明」を発表

投稿日:2012年5月1日 更新日:

クルマ社会を問い直す会は2012年5月1日、4月に相継いだ重大交通犯罪に鑑み、緊急声明を発表しました。

緊急声明

2012年5月1日

緊急声明

クルマ社会を問い直す会
代表 杉田正明

 この4月は、大きな自動車事件が多発しました。12日は京都祇園で歩行者の列に クルマが突っ込んで17名が死傷。24日は京都亀岡で、27日は千葉県館山と愛知県 岡崎で、いずれも集団登校中の児童の列にクルマが突っ込み、多くの子どもと親 が犠牲になりました。

 自動車は便利な道具でありますが、一方では大変な凶器であることがまたまた明 らかとなりました。

 事故原因は、居眠り運転、不注意運転、無免許運転、てんかんなど、いろいろ報 じられていますが、もはや加害者の個人的な過失として片づけてすむ事態ではあ りません。今回ほど目立たなくても、毎日各地で似たような自動車事故が長年く り返されてきているからです。死傷者が出てもその数が少ない事故は、「当たり 前すぎてニュースにもならない」だけです。
 自動車事故がくり返され続けるのは、安全よりも、自動車利用者(個人・組織) に有利な仕組みを社会が優先させているからです。道路・交通の仕組み、免許制 度、車体の構造、事故加害者の刑罰の軽さなど、あらゆる面で人の命よりクルマ の利便性が優先されています。その構図を変えていかなくては、理不尽な事故は 減りません。

 当会は、自動車の凶器性を封じる仕組み・制度作りを早急に講じることを呼びか けます。
 そしてまた、自動車を利用することそのものの必要性を改めて吟味し、できるだ けマイカー利用を自粛し、旅行には公共交通機関を利用することを呼びかけます。

 

1.てんかんなどの発作に伴う交通事件を封じるために、ま た、不注意運転による交通事件を封じるために、免許制度の改善を提案します。
 これについて当会は、自動車運転免許取得・更新時の、医学的・技能的・資質的 運転適性検査の義務化を求めています。
(2011年9月、国家公安委員会・警察庁・内閣府に意見書を提出しました。)

2.通学路の交通事件を封じるために、小学生の通学路についてはまず大前提として、①自動車の速度を30km/h以下に制限することを提案します。加えて、②充 分な幅員のある歩道を設けかつ車道上にハンプを設置するか、それができない場合は、登校下校時間について通学路を自動車通行禁止とすることを提案します。

3.無免許運転に伴う交通事件を封じるために、免許カードを差し込まないとエンジンがかからない装置を開発し搭載することを義務づけることを提案します。 加えて、無免許運転で事件を起こしたものに対して、危険運転致死傷罪の適用を 行うことを提案します。

4.居眠り運転・不注意運転による交通事件を封じるために、自動車そのものの 機能として衝突予防機能を装備する制度を構築し、全自動車に装備を義務づける ことを提案します。
 (トヨタの「プリクラッシュセーフティシステム」とか、富士重工の「ぶつから ない車/eyesight」とかボルボの「human safety」の形で、オプションとして市販されている機能で、衝突被害軽減ブレーキとも呼ばれるものです。現在のところ 完全な衝突予防を実現するものではありませんが、かなりの効果が見込まれます。 この機能は、無免許運転や、てんかん、脳梗塞、心筋梗塞などの発作や、アクセルとブレーキの踏み間違いなどにも効果が見込まれます。)

 以上の提案を実施すれば、ここのところの相次いだ交通事件は、相当程度封じることができたであろうと考えます。

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