あなたがもっとも受け入れられる1年間の交通死者数は何人だと思いますか?
今世界で道路交通システムにおける死亡・重傷事故をゼロにすることを目標とした、交通安全思想・運動「ビジョン・ゼロ」が広がりを見せています。
このページでは、オーストラリアのビクトリア州の公的団体TACが作成したビジョン・ゼロについて知るための参考になる動画をご紹介します。
動画「失ってよい人など誰一人いない - 路上の男性 - ゼロに向けて」
次に掲載するのはオーストラリアのビクトリア州の公的団体TAC(Transport Accident Commission Victoria)が作成した動画「There's no one someone won't miss - Man on the street - Towards Zero」です。
年間の交通死者数は0人しか受け入れらないということを伝える内容の動画です。
今世界で取り組まれている「ビジョン・ゼロ」では死亡・重症事故をゼロにすることを目標としています。
日本の社会を見ればとてつもないほど多くのクルマが走っており、年にいくらかの交通死傷者が発生するのは仕方ない、と思ってしまう人もいるかもしれません。
しかし、以下の動画を観ると交通死傷者は「0人」しか受け入れられないことが実感を持って分かるでしょう。
There's no one someone won't miss - Man on the street - Towards Zero
動画の日本語訳の一例
There's no one someone won't miss - Man on the street
交通事故で失ってよい人など誰一人もいない
- 聞き手)
- So last year,213 people died on our roads.
つまり、昨年は213人が交通事故で亡くなっているのです。 - What do you think would be a more acceptable number?
もっとも受け入れられる数字は何人だと思いますか? - 男性)
- Um, acceptable? 70, maybe. Probably 70.
ええと、許容範囲? 70人かな。70人くらい。 - 聞き手)
- Can you send 70 ?
70人くらいなら“仕方ない”と思えますか? - Actually this is what 70 People looks like.
実は「70人」はこんな感じなんです。 -
<男性の家族など70人の人々が登場>
- 男性)
- That's my family.
僕の家族だ。 - 聞き手)
- So now what do you think would be a acceptable number ?
では、あらためて許容範囲の人数はどのくらいだと思いますか? - 男性)
- Zero. Zero.
ゼロだ。 ゼロです。 - <テロップにて>
- Zero. The only number we should accept.
「ゼロ」 我々が受け入れるべき唯一の数字
TOEARDS ZERO - TAC