会員Zoomミーティング『クルマ社会に言いたい!』Part1&2を開催

足立礼子(世話人)

2024年の12月に、オンライン(Zoom)にて、会員によるミーティング『クルマ社会に言いたい!』の初回を開催しました。また、2025年2月に、続編としてPart2を開催しました。その概要をお伝えいたします。

●Part1(2024年12月13日(金) 19時30分〜21時30分開催)

16名の方が参加されました。青木勝さん(共同代表)の司会のもと、クルマ社会のさまざまな問題について、なごやかながらも熱のこもった意見交換が行われました。話題として出たのは主に次のような問題です。

  • 一般道を時速190km超の高速で暴走して人を死傷させても危険運転致死傷罪が適用されないケースが多い現実について、その背景に潜む問題など。
  • スピード違反に甘い現実を変えていく必要性やその対策。
  • 自動運転の車が事故を起こした場合の責任の所在について。
  • 歩車分離信号が、事故防止の効果が認識されながらも設置が進まない現状について。
    (歩車分離信号については、本年1月に警察庁から設置基準の緩和などの推進策が出されました。⇒当会の交通安全対策の要望が、2つ実現の方向に!
  • 会のさまざまな要望を関係省庁、政党等にもっと認識してもらうにはどうしたらよいか。

さまざまな意見が交わされ、あっという間の2時間でした。

●Part2(2025年2月28日(金)19時30分〜21時30分開催)

18名の方が参加され、今回も青木さんの司会で次のような問題が話し合われました。

  • 自動運転車について(安全性、運転者の慢心による事故の懸念、世間の過度な期待や夢への疑問、公共交通への活用の現状と将来性、等々)。
  • 地球温暖化防止の観点から自動車を減らすための具体策。
  • 公共交通の少ない地方でクルマなしで子育てをすることはできるか。
  • クルマが「流れに乗って走る」ということの持つ問題。速度抑制の重要性。
  • 歩車分離信号の設置基準緩和について(国民の要望が反映された)。
  • 法制審議会で審議中の危険運転致死傷罪の見直しについて(国民皆免許の時代に合わせた交通犯罪者寛刑化に課題がある、等)。

今回も多くの話題について話し合われ、参加者がお互いの意見を聞いて認識を深め合うことができました。

★Part2のミーティングは、日程的に会報への 案内が間に合わず、一部の方には案内情報をお届けできなかったことをお詫びいたします。
会員ミーティングは今後もなるべく回数を多く行いたいと世話人会では考えています。開催案内は、会のホームページや会員メーリングリストなどで出しますが、年4回発行の会報への案内掲載は、今後も間に合わない場合がありますことを、ご了承ください。インターネットを使える環境にある会員の方は、なるべく会員メーリングリストにご参加をいただけますよう、お願いいたします。