ドライバーの不注意や違法運転、体調不良などによる死傷事故が絶えません。その責任は当事者だけでなく、車の運転能力や適性を審査して許認可を与える国の運転免許制度にもあります。
これまでも会では、運転免許制度の見直しについての要望を折に触れて出していますが、今回あらためて会員のみなさんの声を聴いて、具体的な対策要望を、警察庁長官、国家公安委員長、内閣府交通安全対策担当宛に送りました。
なお、運転に影響する病気のうち無自覚性低血糖の対策に関しては、会員で糖尿病専門医のEさんにご助言をいただき、Eさん作成による「車の運転と低血糖」という注意啓発パンフレットを参考として添えましたので、併せてご覧ください。
【おもな要望内容】
1. 免許更新制度の厳格化
・免許更新時に、ゴールド免許以外の者に筆記・実技試験の導入を 。
・70歳以上の高齢者には1〜2年ごとの筆記・実技試験および運動機能テストの導入を 。
・国際免許保持者には日本の交通標識等の講習受講推奨を 。
2. 適性検査と健康管理の強化
・40歳以上対象に眼底検査、上下視野・動体視力・夜間視力・深視力の検査導入を 。
・運転に影響する一定の病気等の申告漏れや虚偽申告への罰則強化、医師・家族による届け出義務化を。有病でも運転可の者には定期的な診断書提出、実技試験実施を。
・低血糖の恐れがある運転者にはパンフレット等での注意啓発、運転前と運転中1時間毎の血糖値測定義務づけ等を。
3. 違反・事故歴のある者などへのペナルティ
・違反・事故歴、特定の疾患を持つ者にはドライブレコーダー、アルコールインターロック、ペダル踏み間違い防止装置、ISA(速度制限装置)などの装備義務づけを 。
・違反・事故歴に応じた自賠責保険料の引き上げ、任意保険加入の義務づけを。
4. 運転教習・試験内容の充実
・歩行者・自転車、小学低学年生、高齢者等への注意・配慮教育を 。
・悪天候時、交差点右左折時等の注意、速度遵守教育を 。
・事故被害者遺族や加害者の講話の視聴と感想文義務づけを。
*以下は警察庁長官宛の要望書です。国家公安委員長、内閣府交通安全対策担当宛も内容は同じです。
