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世界道路交通被害者の日2019・東京集会を行いました

投稿日:2020年3月31日 更新日:

 元号が令和となった2019年、毎年恒例としている世界道路交通被害者の日の追悼行事を都内でも11月16日に行いました。

 世界道路交通被害者の日は2005年の交通安全に関する国連決議により、「毎年11月第3日曜日に世界統一で道路交通犠牲者を追悼し、再発防止を願う日」とされたものですが、都内では、私が以前所属していた交通遺族団体(現在は閉会)が2007年より始めたこの日にちなんだ追悼集会を、有志と共に場所や名称などの変更はありながらも現在まで続けてきた行事です。

 今回は翌年(2020年)に開催を控えていた東京オリンピック関連の行事と会場が重なってしまったこともあり、開催も危ぶまれたのですが、時間を前にずらすなどの事前打ち合わせが上手く行き、何とか当日までには開催にこぎつけました。

 そのため、事前の告知等も遅れてしまい、例年に比べ少ない参加人数となってしまいましたが、継続が叶ったことに何より一安心しています。

 交通死者・発生件数などが減少したと報じられる昨今ですが、被害者や遺族が受けた被害の理不尽さには変わりはありません。

 高齢ドライバー問題やあおり運転・ながら運転被害が大きく報じられ、それらを予防する安全システムの搭載や厳罰化の動きも見られますが、被害の実態を正確に知る事・感じる事、「クルマの本質的危険性」を知らしめる事も、交通事件を再発させまいという気運を高めるために必要ですので、「被害者の日」の活動を今後も続けていきたいと考えておりますので、みなさまのご理解・ご協力をお願いしたいと思います。

(会報『クルマ社会を問い直す』 第99号(2020年3月))

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