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福岡市の歩車分離信号群を視察して(3)

投稿日:2024年9月16日 更新日:

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2)西鉄福岡(天神)駅周辺の歩車分離信号群

西鉄福岡駅が位置する中央区にも41基の歩車分離信号が設置されています。
駅の北側を走る明治通りには、歩車分離信号が隣接するように設置されている場所もあります。
駅の東側には、渡辺通りという30m道路が走っています。ここの通りは、中央署入り口交差点(スクランブル)と天神バスセンター前交差点
(歩行者現示式)に歩車分離信号が設置されています。
駅西側一帯は繁華街になっており、ここも歩車分離信号が多く設置されています。500m程のきらめき通りは、それほど道路幅がないのですが、人も車も多くごった返しており繁華街の中心地のように感じました。この通りには、きらめき通り東口、中央口、西口交差点という3カ所に信号交差点あり、全て歩行者専用現示式の歩車分離となっています。

天神の視察では、駅東側で中央警察署入口、天神バスセンター前、天神1丁目の3交差点、駅西側で、きらめき通りの3交差点とホテルに近い警固神社前交差点の7カ所の歩車分離信号と
1つの非分離信号を視察してみました。

きらめき通りの交差点で目についたのは、歩行者が青の時、車が交差点に取り残され身動きできない状態になっていたり、斜め横断の歩行者をしばしば見かけました。この日は、日曜日なので、人も車もいつもより多く、道路も混んでいたので車が前に進めず取り残されたのでしょう、ドライバーは、横断者の波に逆らえず車の中でおとなしく停止していました。

多くの人が傘を差して行き交う交差点の写真です

写真6 きらめき通り西口交差点

歩行者専用現示式は、斜め横断をさせないぶん、歩行者用の時間帯を短くできるメリットがあります。限られた時間内に、これだけ多くの横断者を渡らせるには、スクランブルにした方が短時間で大量の横断者を捌けるのでかえってよいのかなと思いました。
警固神社前交差点も歩行者専用現示式の交差点です。その隣の今泉1は丁字路の非分離式交差点でした。いっそうのこと今泉1の交差点も歩車分離信号にすればよいのでは、と思いましたが、よく見ると主道路に交わる道路の幅員は
3m程度しかありません。ここを歩車分離信号にしても歩行者の信号無視を誘発するだけだと感じ、非分離にしていることに納得しました。

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