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千曲バスは西上田駅手前の下秋和(あきわ)車庫を起点とし、上田城下町を通り抜けて上田駅・大屋駅と丸子駅[2]を通り松本市境の鹿教湯(かけゆ) 温泉に至る鹿教湯線と、上田駅を通って青木村を結ぶ青木線を幹線とし、枝線を含めて数系統が走っている。
千曲バス青木線が走る道路沿いには宅地が多く、バスは毎時1本程度走っている。
上田城を中心に開けた城下町を走る千曲バス鹿教湯線
千曲バス鹿教湯線は途中の丸子地区を通ることから、丸子止まりの便数が多く、平日は毎時1〜2本(土休日は毎時1本)程度走っている。上田バスは上田電鉄沿線(塩田線、東塩田線・信州の鎌倉シャトルバス、西丸子線)、豊殿線、真田・傍陽(そえひ)・菅平高原行きの3方面に加え、市街地循環バスを運行している。
このほか、JRバス関東が長和町行き(和田峠北線)を運行している。
新幹線と在来線(しなの鉄道)で結ばれている上田〜長野間の交流人口は多そうだが、実は直線距離では長野県第2の都市・松本市とも近く、かつて松本と長野を結ぶ鉄道(現在の篠ノ井線)が開通する前は、松本駅から鹿教湯温泉付近を通って上田駅に出るルートが候補のひとつになっていた。しかし険しい山に阻まれ、途中に人口の多い町も無く、松本と長野を結ぶルートとしては遠回りになることから候補から外れた経緯があったようだ。後に三才山トンネル有料道 路(1976年開通、2020年より無料化)ができて以降は千曲バス(上田駅〜鹿教湯温泉〜松本バスターミナル、土休日のみ)とアルピコ交通(松本バスターミナル〜鹿教湯温泉、平日のみ)のバス路線が設定されているが1日2本しかなく、上田と松本の間の交流人口は少ないのだろう。
上田市バス路線図(上田市ホームページより引用)
https://www.city.ueda.nagano.jp/soshiki/kotu/2567.html
【脚注】
2. 上田電鉄丸子線(1918~1969年)が運行していた頃の名残で「丸子駅前」と呼ばれている、旧丸子町(2006年に上田市と合併)のバスターミナル。千曲バスの鹿教湯線・武石線と、立科町行き東信観光バス、長和町デマンドバス「ながわごん」が結節している。