会報より 記事セレクト

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気候変動対策のあるべき枠組み

清水真哉 地球温暖化に対する対策として、国連では気候変動枠組条約を締結して、地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの削減目標を国ごとに定めて、温暖化の防止を図ろうとしている。 地球温暖化という気候の異変に対して、複数あるその原因物質の排出の削...
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警察庁通達を受けて - 自転車の車道走行実現のために

清水真哉 昨年2011年の十月、警察庁が突如、「良好な自転車交通秩序の実現のための総合対策の推進について」という通達を出し、自転車は車道走行という道路交通法の原則に立ち戻る方針を示した。 この通達が出された背景には、歩道上で自転車が歩行者に...
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日本の電気エネルギー源

清水真哉 福島第一原子力発電所で、恐れていたというよりは、油断していた事故が四機、同時に発生した。 暗い東京の街なかで、人々はいままでよりは真剣にエネルギーの問題を考えるようになったかもしれない。 しかし、世界のエネルギー問題の本当の厳しさ...
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交通基本法の制定を巡る動き

井坂 洋士2009年末頃から、本稿を執筆している2011年1月までの丸1年かけて、政府で「交通基本法」の制定に向けた議論がされてきた。1月25日付けの『交通新聞』では、国土交通省が「交通基本法案(仮称)」を今通常国会(1月24日開会)会期中...
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「歩行者と自転車の道の革命 車道至上主義から道路交通文化の時代へ 」で伝えたいこと(その2)

津田美知子「コミュニティ道路」ならばクランク式 前稿で、欧州では区画道路においても幹線道路においても、「クルマ優位」ではないという道路整備が誰の目にも見える形で進んでおり、そうした道路空間のハード面のサイン性が、ソフト面の信頼関係を喚起し、...
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「歩行者と自転車の道の革命車道至上主義から道路交通文化の時代へ 」で伝えたいこと(その1)

津田美知子9月下旬、表題のような書籍をウェブサイト上に公開しました。章構成は以下のとおりです。本稿では第1部について紹介させていただきます。 第1部 欧州における歩行者と自転車の道 第1章 コペンハーゲンの道 第2章 アムステルダムとデルフ...
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圏央道建設計画の現状と課題

■講演録■ 圏央道建設計画の現状と課題橋本良仁(高尾山の自然をまもる市民の会) 4月24日、クルマ社会を問い直す会の第16回総会において、高尾山の自然をまもる市民の会の橋本良仁さんに「日本にまだ道路は必要か―圏央道・八王子での経験から学ぶ」...
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クルマ利用者に本来負担すべき費用をきちんと負担してもらう制度を作りましょう

提案クルマ利用者に本来負担すべき費用をきちんと負担してもらう制度を作りましょう杉田正明クルマに乗るには費用がかかります、費用は必ず誰かが負担しています クルマに乗るには、レンタカーは別にして、利用者はクルマを購入しなくてはなりません。また車...
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道路および高速道路をどうするか

清水真哉道路が引き起こす問題 ここ十数年、道路について多く議論されてきました。家にたまった本を見て驚きましたが、道路をテーマにこんなに多くの本が書かれ、私も読んできたのです。道路公団民営化、自動車税の暫定税率廃止、道路特定財源の一般財源化、...
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絶句の東京外環道路計画

足立礼子 昨年春に三鷹市に越してきて、遅まきながら少しずつ東京外環道路計画の全体像が見えてきましたが、その無謀さに絶句の思いです。もう事業化寸前のところに来ているのですが、いろいろな方面(行政・議会や議員報告・反対運動団体など)の情報をもと...